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母は天然ちゃん [Cumin Seeds]

朝の電車に乗り込み、つり革につかまった瞬間、ケータイがブルブルしはじめた。
画面を見ると、母から着信。電話には出ずに、「いま電車。どうしたの?」とメールを送る。
すると、2度目の着信。メールと行き違っちゃったかな?
留守番電話になるまで放っておいて、メッセージを再生する。「……。」あれ?無言???
そして、3度目の着信。さすがに心配になって、次の駅で降りて電話をかける。

わたし 「なにかあった?」
母    「…。あ、えへへ。ケータイの操作を間違っちゃった!」
わたし 「はぁ?びっくりして、電車を降りちゃったんだけど…」
母    「きゃぁ~っ!ごめんっ!すぐに電車に乗って!」
わたし 「無理。今日は本数が少ないから、あと10分は来ないね」
母    「ええっ?じゃあ、遅刻?遅刻しちゃうの?」
わたし 「ううん、大丈夫だよ。(そうだ、ちょっとからかってみよう)
      あっでも、課長に『母のせいで遅れる』って連絡入れてもらおうかなぁ…」
母    「うんうん、わかった。課長さんに電話するねっ!」
わたし 「なんでやねん!本気にしてどないすんねん!」
母    「えっ?え~っ?ああっ、じゃましてごめんっ。電話、切るね!」
わたし 「待った!ここで切られても困るし。電車が来るまで、なんかおもしろい話して!」

というわけで、出勤前にすっかり脱力。ま、いいんだけどね。
あら?駅のホームで、電話で突っ込み入れて大笑いしてたわたしって、どうよ?
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わたしが欲しかったもの [Cinnamon Sugar]

ひとりでいても、ひとりぼっちだと感じることはない。
わたしのことをわかっていてくれる人がいるから。

だけど、この数日はさすがに、ひとりでいるのがちょっと心細い。
そばにいてくれたらいいのにな、と思ったりもする。
でも、その人にはいま、全力で心配していることがある。
男ではなく、息子として。

わたしには祈ることしかできないから、しっかりと元気でいたい。
そのために、どうしても欲しかったものがある。
それは、東京の人たちが買いつくしてしまったものなんかじゃなくて。

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部屋を彩る、あかるいピンクのバラ。
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香りで感じる春 [Cumin Seeds]

あれは、おとといの朝のこと。
電車が隣の駅からしか動いていなくて、いつもとは違う道を、いつもより長く歩いていた。
すっきり青い空と、澄んだ空気。そして感じた、春の花の香り。
お休みだった今日、午後の散歩をしながらその花を探してみた。

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白い沈丁花、みいつけた。

東京はおだやかだから、大丈夫。
たまにちょっと揺れたり、節電したりしているけれど、それだけだから。

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梅もこんなにきれいだよ。
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節電で応援 [Cumin Seeds]

見守りながら、祈りながら。
東京で、いまできることをやりたい。まずは、電気の使用を抑えよう。

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ちょっと遅いけど初詣 [Cumin Seeds]

この時期に広島にいるのは、20年ぶりかも。
お正月は長蛇の列のあの店にも、今日ならきっと入れるに違いない。
席が空くまで30分。そして、それは姿を現した。
どんぶりを覆いつくす、穴子の蒲焼き。わお!

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「うえの」あなごめし(上)

お腹もココロもしあわせいっぱいになったところで、目的地に向かって船に乗り込む。

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海からのぞむ大鳥居

平日のせいか、観光客はそんなに多くはなく、島にはゆったりとした時間が流れている。
いつもは菓子をおねだりしてくる鹿たちも、のんびりと日向ぼっこ。

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ぽかぽか、ねむねむ

いよいよ大好きな厳島神社へ。
人影がまばらな回廊を、床の板がきしむ「キュッ」という音を響かせながら、ゆっくりと歩く。

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引き潮も、また一興

松の木が多い中、やっと見つけた春の予感。

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ぽちっと、梅の花

帰りの船を桟橋で待つ。
きらきらと輝く、瀬戸内の海。

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おだやかな1日を、ありがとう。
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雲の上は、青空 [Cumin Seeds]

東京は曇り。こんな日のフライトは、わくわくする。
空を淡いグレーで覆っている雲に機体がすっぽりと入ると、一面に広がる白い霧の世界。
そして現れる青空。雲の上の天気はいつも晴れだということを、実感できる瞬間。

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眼下には、雪化粧した山々。
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ちらちらと雪 [Cumin Seeds]

三連休のはじまりの日。
東京は天気予報どおりの、雪。
ぬくぬくした部屋から、うっすらと白くなっていく町を眺める。
時間が静かに流れる。たまには、こんな日があってもいい。

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La neve fiocca. 雪がちらちら舞う。
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星がひとつ、天に昇った [Cumin Seeds]

恥ずかしがってないで、「好きです」って言っちゃいなよ。
ダメもとでかまわないじゃない!

と、22年前のわたしに伝えたい。
そうしたら、「学生時代はなかなかモテたんだぜ」というほんわりした想いを、彼の心に残すことができたかもしれない。

準備していた誕生日のプレゼント、とうとう渡せなくって、他の人にあげちゃったんだよ。

おじいちゃんになったら、乙女時代のヒミツとして教えてあげたかったのにな。

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あのころ、わたしの星だった人。

「で、いまはちゃんと好きだって言えるようになったのか?」
空の上で、そう笑い飛ばしてるね、きっと。
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モンタルチーノの朝 [Cumin Seeds]

ローマ空港で友達家族にピックアップされて、モンタルチーノに着いたのは日没後。
午前7時に目覚めて、B&Bの窓を開けると、朝日を浴びるcastello。
あまりに贅沢な眺めに、歓喜の声。
ただいま、イタリア!

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晩秋の太陽は南よりに現れる [Cumin Seeds]

6時に目覚まし時計を鳴らして、ちょっと早起き。
9月には赤坂方面から顔を出していた太陽は、ずっと南よりに現れた。
品川あたりかな?

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地球が回って、季節が動いてる。
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オリオン座の赤い星 [Cumin Seeds]

南の夜空に、オリオン座が輝きはじめると、冬がやってきたしるし。
とっても好きな星なのに、今日はじめて気がついた。

左上の星、赤く光ってる?

家についてから、すぐに調べてみた。
赤色超巨星ベテルギウス。
赤い色は、見間違いではなかったのだ。

星のこと、もっと知りたくなった。
夜空は、忘れていた引き出しをそっと開く。

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赤い星ベテルギウスを教えてくれた空。冬の大三角もキャッチ。
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東京サンライズ [Cumin Seeds]

夢が佳境さしかかり、「こうしようよ!」と熱弁をふるった直後に、ぱちりと目が覚めた。
カーテンの隙間から入った光が、薄暗い部屋の壁にオレンジ色の線を描いている。
この色はもしかして…。窓に駆け寄り、カーテンを開ける。

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赤坂あたりから、ぐんぐん昇る太陽。

この瞬間に出会えただけで、気持ちが透き通っていくのがわかる。
すがすがしい。そんな言葉がぴったりの、1日のはじまり。
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ビストロ ア ヴァン ラ・セーヌ [Restaurants]

ワイン仲間の集まりで、差し入れの桃を、手際よくきれいな三日月型に剥いてくれた人がいた。それが、ラ・セーヌのオーナーシェフ、鈴木さんだった。カットの美しさで、桃のおいしさが倍増したことを、そこにいた誰もが感じずにはいられなかった。

彼は、いったいどんな料理を作るんだろう?
百聞は一見に如かず。

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厨房の中を、アスリートのようにすばやく動きまわるシェフ。

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野菜のマリネ
パプリカ、ズッキーニ、セロリ、レンコンなどなど。
野菜の味が生かされた、やさしい酸味。

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ムール・フリット (ムール貝の白ワイン蒸し+ポテトフライ)
ふっくらクリーミーなムール貝。ハーブの香りの効いたスープは、パンに浸して。

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グーダン・ノアール (豚血の黒いソーセージ)
ソーセージに練りこまれたスパイス(たぶんシナモン)と、リンゴの甘みがたまらない。

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MORGON VIEILLES VIGNES 2006
クリュ・ボージョレの樹齢90年のガメイから造られた、自然派のワイン。
フレッシュなベリー系の香り、しなやかで酸が豊かな辛口。
愛情をたっぷり受けただろうガメイは、あまりに優雅で、しあわせな気分になる。

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カモ胸肉のロースト ジュニエーブルソース
やわらかくてジューシーなカモ肉に、スパイシーなソース。
ジュニエーブルが何だかわからなかったので、あとで調べてみた。
ああ、杜松(ねず)の実なんだ。ジンの香りづけにつかわれる、ジュニパーベリー!

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今夜いただいたワインたち
ワインはどれも、お料理に合う、やさしくて素直なもの。
シェフの好みが、すっと伝わってくる。

フレンチとワインで、肩の力を抜いて、ほんわりしたいときに。
ビストロ ア ヴァン ラ・セーヌ

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ばいばい、夏休み [Cumin Seeds]

夏休みが終わる。
どうやったって、この日は来てしまう。

ラジオ体操のスタンプカード、セミの抜け殻、威勢よく鳴くアブラゼミ、プールの水しぶき、濡れた髪でほおばる氷菓子、縁側で飛ばしたスイカの種、昼寝のタオルケット、扇風機に向かって震わせる声、カルピスでのどにたまるやわらかいかたまり、ホースの水でかかる小さな虹、かき氷のイチゴシロップと練乳、足にまとわりつく熱い砂、浮き輪にお尻を入れて揺られる波、水中メガネと塩からい水、海の家の焼きそば、スクール水着型の日焼け、ぷぅんと近づいてくる蚊の羽音、蚊取り線香の煙、カエルの合唱、盆踊りの炭坑節、真っ暗な空にきらめく天の川。

わたし、ちゃんと遊んでたんだね。えへん。

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8月と9月をつなぐ夜。
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8月最後の日曜日 [Cumin Seeds]

日が傾いて部屋が暗くなってきたから、カーテンを閉めようと窓辺に立って息を飲んだ。
なんて、きれいな空。

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雲がやわらかいピンクに色づく、南の空。

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燃え上がるような、西の空。

小さな虫みたいに写っているのは、次々と現れる飛行機。
羽田から離陸した飛行機の航路なのかな?

蝉しぐれの中には、高らかに鳴く、ツクツクボウシ。
8月が、夏休みが、終わるんだね。
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16番目の月 [Cumin Seeds]

つぎの夜から 欠ける満月より 14番目の月が いちばん好き

ユーミンはそう歌っているけれど、わたしは違う。
空を見上げるたびに、細くなったり、ふくらんだり。
形が変わるから、好き。
何番目の月も、好き。

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今夜は、欠けはじめた、16番目の月。
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千疋屋のプリンアラモード [Cumin Seeds]

女友達とだから、入りたいところ。
と、1年前も同じ行動をとっていたような…。
千疋屋と、タカノフルーツパーラーは、やっぱり特別。

フルーツいっぱいのワッフルにするか、この時期だけのプレミアムピーチパフェにするか、メニューを何度もめくり、くらくらするほど悩んで選んだのがこれ。

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プリンアラモード!

プリンが濃厚でとびきりおいしい。
バニラアイスクリームの、バニラビーンズの香りがすばらしい。
そして、たくさんのフルーツ。
ああ、しあわせすぎる…。

春からローマに住んでいる、プリン大好きの親友を想いながら。
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東京湾大華火祭の夜 [Cumin Seeds]

向かいの団地が建て替えのために解体されてから、急に見晴らしがよくなった。
大好きな東京タワーも、ボールペンくらいのサイズで姿を現した。

これなら、きっと見える。
祈るように、リビングのカーテンを開ける。えいっ。

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ぱっと咲いては消える、色とりどりの光の花束。

部屋の電気を全部消して、音楽を流しながら、のんびりながめる。
今年だけの贅沢。
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夏休みの宿題なのだ [Cumin Seeds]

夏休みの宿題をどんなふうにやっていたかで、性格がほぼ形成される。
― というのが、経験から得た持論である。

たとえば、読書感想文。わたしの場合、課題図書を8月30日に読みはじめ、31日の夜中に書き終えるのがお約束だった。
そうやって冷や汗をかきながら仕上げた読書感想文が、クラスの代表に選ばれたりするものだから、たちが悪い。反省する気持ちが称賛でふっとんでしまい、心の中で「これでいいのだ」とバカボンのパパがガハガハと笑うようになってしまった。

唯一自慢できるのは、ギリギリまでまったく手をつけないくせに、他人の力は絶対に借りないという妙なプライドを持っていたところ。巻末の解説しか読まないなんて、言語道断。
その結果、なまけものなくせに、やることは真面目という、わかりにくい性格が培われたのは否めない。

夏休みが来るたびに、こんな綱渡り的な行動を繰り返したせいで、締め切り直前まで気分が盛り上がらない、困った体質にもなってしまった。「あと1日」とか、「あと数時間」とか、どうしようもないところに追い込まれて、やっとスイッチが入る。ラスト1周で、フルスロットル。きっと、アドレナリン的なものがでるのだと思う。

なんてことを思いついたのは、夏休みの宿題(のようなもの)を、今週2つもやっつけたからにほかならない。
「バカだねわたし!よくやったねわたし!」
戒めながら、ほめちぎる(笑)。

ただ、達成感は格別にあるのものの、ヨレヨレのショボショボになってしまった…。
心の中で「体力の限界!」と叫んだつもりが、「能力の限界!」と出てきてしまったくらい。
思考の言い間違いって、どういうこと?

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